介護職の方に向けて、アシストスーツ「楽衛門」の試着会を開催しました。
介護離職の原因の約半数が「腰痛」というデータがあり、高齢化社会が深刻な日本において介護職の腰痛問題はとても大きな課題となっています。
そこで、楽衛門のアシストスーツを実際に使用することで、介助がどのように楽になるのかを試していただきました。
介護職3ヶ月の初心者の方から、小柄な女性までさまざまな感想をいただきました。
アシストスーツ「楽衛門」の特徴
体験会の紹介の前に、楽衛門のアシストスーツの特徴を説明します。
楽衛門のアシストスーツは、ハイパーゴムを使用することで、腰の曲げ伸ばしをアシストします。
ゴムを使用しているので、従来のモーター式のアシストスーツに比べて軽く、カジュアルに着こなせるため、着用したまま作業がおこなえるのが特徴です。
アシストスーツ体験会の様子
体験会では、80キロの男性の車椅子移乗を、アシスト機能がある場合とない場合の両方を体験して、その差を比べていただきました。
- 介護歴3ヶ月で172㎝の男性 サイズ:M/170(ウエスト:80~95㎝・身長:170~180㎝)
- 介護歴8年で150㎝の女性 サイズ:S/150(ウエスト:65~80㎝・身長:150~160㎝)
- 介護歴8年で173㎝の男性 サイズ:L/170(ウエスト:95~110㎝・身長:170~180㎝)
以下の動画で、実際の体験会の様子をご視聴いただけます。
介護歴3ヶ月の男性(初心者)の移乗介助
「 あ、、、ちがう!」
思わず声がでるほどの違いを実感してくださりました。
「これから腰痛ベルトもつけていこうかなと考えているんですけど、今日はじめてアシストスーツを使ってビックリ。すごく悩んでいたから、こんなに違うんだったら、自信をもって移乗の介助ができると思いました。
介護歴8年の男性(50代)の移乗介助
「明らかに腰が楽になってまして、これだけで腰に負担をかけずに力仕事ができると思います。」
介護歴8年の女性(小柄)の移乗介助
「スムーズですね。サポートされている感じが力強いですね。やってて、とても体感しました。」
体験後にいただいた感想
アシストなしの状態で移乗したらちょっと重さを感じることがあったんですけど、ちゃんとアシストを効かせてからやった時は、重さはそれほど感じないというか、ズンってくる重みがなかったです。
来年50才になるので、腰を傷めないか心配なのですが、このスーツを着用して思ったのは、腰回りがギプスとはまたちがった感じで守られる気がしました。
実際に移乗した時も大変スムーズにいけたと思います。
とても軽く感じましたし、これから体重70キロ、80キロ台の利用者さんが増えてくると思うので、大変有効活用できる器具だと思いました。
楽衞門公式HP
http://rakuemon.co.jp/
アシストが効いてる状態というのが、「腰が浮いてる」という説明があったと思うんですけど、その状態が心地よくて、まだつけたばっかりだから慣れてないんですけど、慣れたら癖になっちゃいそうだなと思いました。
移乗の時も、本当に力の入りやすさが違って、いま自分が腰をいためているというのもあって、移乗の時も不安や怖さを感じる場面があるんですけど、それもかなり緩和されます。
「テンションが効いてるゴムの力」が、移乗での恐怖を取り除いてくれました。
「今日、腰の調子が悪いな」という時は、面倒臭がらずにしっかり装着して、不安を取り除いて介助にあたろうと思いました。