シルバー産業新聞にアシストスーツ「楽衛門」が掲載されました。

アシストスーツ 楽衛門 シルバー産業新聞

アシストスーツにゴムの力(特許取得)

株式会社ラクエモン(東京都渋谷区、杉村清社長)は昨年11月、同社が開発したアシストスーツ「楽衛門」の特許を取得した。
同社製品は背部~腰部に備えたハイパワーゴムが特徴。
介護や重い物を持ち上げる際、両肩と股間の3点を支点にゴムの戻る力を活かし、屈伸を伴う腰の曲げ伸ばしを楽にする。
昨年3月の発売以降、介護、農業、物流、製造業などの現場で活躍しており、個人での購入も増えている。
「人間本来の自然な動作を制限することなく、簡単に脱着・使用できる設計にした。ロボットではなく作業着のような感覚で使用してもらいたい」と話す杉村社長。自身、介護現場で働いていた頃にヘルニアを発症し、手術を4回経験した。自らの経験をもとに、誰もが簡単に使えるよう従来品に比べ安さ・軽さ・簡単さを追求したという。
同製品には国内8社の技術が集結。「こだわりぬいた日本の繊維技術は極めて秀逸。日本のものづくり文化に焦点を当てた製品でもある」と杉村社長は強調する。
要となるハイパワーゴムには、ゴム紐製造販売80年の歴史をもつ津田産業(石川県かほく市)の、丈夫かつ厚みを抑えた織ゴムを採用。
「日本のゴム繊維は世界一の品質と耐久性を誇る。理想的なアシストスーツに活かせる技術だと思った」(同社長)
また、ショルダーベルトに用いたアド(埼玉県三郷市)の「フルクリップ」は、ベルトの長さ調整がワンタッチで簡単、短くした分のテープ余りが出ず、作業の邪魔にならない。つなぎ目パッドはイノアックコーポレーション(名古屋市)のEVAフォームで強化。一般的なポリエチレンより柔軟性とゴム弾性に優れ、屋外使用での風雨や紫外線にも劣化しにくい特徴をもつ。
ウエストサイズはS(65~80㎝)・M(80~95㎝)・L(95~110㎝)の3種類。
身長は150~160㎝、160~170㎝、170~180㎝の3種類で全9パターンの仕様。

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楽衞門公式HP
http://rakuemon.co.jp/